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イチローさん、大阪・関西万博でトークショー　「日本から30枚とか、何十枚単位で送ってもらって」おバカTシャツを振り返る


　米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさん（５１）が２０日、大阪・関西万博（大阪・夢洲）の会場内でユニクロ「ＰＥＡＣＥ　ＦＯＲ　ＡＬＬ」プロジェクトのイベントに登壇した。

　近大付属高の生徒ら約１００人の学生に向けて「好きなことを見つけて扉を開こう」をテーマに学生と語った。

　プロジェクトの一環イチローのコラボＴシャツは、１枚の扉をノックするデザイン。　

　米野球殿堂入り会見でも着用し、「恐れることなく勇気を持ってドンと押してほしい。ある程度人生経験を積んだ人には少し慎重にのぞいて考えてからもう一歩踏み出してほしい」とデザインへの思いを明かした。コラボＴシャツは「世界難民」の日に合わせ２０日から発売している。

　イチロー、Ｔシャツと言えば、インパクトのあるメッセージＴシャツが思い浮かぶ。

　「普段はＴシャツしか着ないくらい。一時メディアで紹介していただいたのは、あのおバカＴシャツ。マイアミでのキャンプ中だったんですけど、突然止めるわけにもいかないので、日本から３０枚とか、何十枚単位で送ってもらってストーリーを考えて球場に出かけていた」と振り返った。

　「ＰＥＡＣＥ　ＦＯＲ　ＡＬＬ」は「世界の平和を心から願い、アクションする」という趣旨に賛同したデザイナーやスポーツ選手、俳優らとコラボし、Ｔシャツ（１５００円）を製作。

　利益の全額をＵＮＨＣＲなど３団体に寄付し、難民や女性、子どもの支援に充てている。